公設学童クラブを廃止し、市外事業者に学校内での学童保育を提供することを狙いとした議案について、私は退席の意思表示をさせていただきました。
学童について、将来的にかなり大きな影響があるこの議案でした。
確かに将来的に学校の空き教室を活用した学童保育をしていくことは必要だと思います。しかし、すでに他自治体で行われている事業なのであれば、そこから事業の検証と課題を中週することは十分可能だし、さいたま市で試行する前に、もっと詳細な準備があって然るべきです。まして、実証実験と言っておきながら、実証する内容すら決まっていない状態で、議決だけするということがあり得るでしょうか?
特に、私の地元である鈴谷小学校では、すでに新たな民設学童の開設が決まっております。中央区内の他の学校での実施ならまだしも、最も影響が出るであろう鈴谷小学校で行うのは、この地区に住む当事者として納得いかないものです。
保健福祉委員会では、十分な説明を市から受けることすら出来ませんでした。議案を出せば◯になる今の議会であれば、審議に時間をかける必要もないので。悔しかったです。
今、運営の資金や人手も足りない中で、頑張っていただいている学童保育の現場の方々に対する配慮も足りないと思います。自分ひとりの意見だけでは、どうすることもできなかったのですが、与野の教育の現場をなんとか守っていきたいです。
※写真は執行部から提示されたメモ書きレベルの説明資料です。