さいたま市議会予算委員会
総合政策委員会所管で質問させていただきました
①さいたま市の中長期的財政見通しについて
②都市経営戦略会議の在り方
③地下鉄7号線延伸計画
についてです。
1.
現在のさいたま市の財政はプライマリーバランスも赤字となり、市債も増えておりますが、まだ自治体として健全な財政は保っております。しかし、扶助費が年々増加傾向であり、歳入増加につながる投資が少なかった結果、これからはさらに厳しい財政状態になってくるでしょう。
それであれば、インフラ整備にしてもイベント行政にしても、本当に必要な財政支出なのか?に関して厳しく見ていく必要があります。
2.
その中で武蔵浦和地区義務教育学校は歳入増にはつながらない支出であり、整備には総額248億円かかる算段に膨れ上がっています。
令和2年の都市経営戦略会議なるもので、整備の方針は決定されましたが、その時間はたったの1時間15分の議論で、しかも公園がなくなる、通学距離も長くなる、多くのデメリットがある中で、過大規模校の解消のためという一点で市長が許可したという答弁もありました。
そして、仮に社会情勢の変化や計画の変更があればもう一度都市経営戦略会議にかけることは可能なようですが、現時点でその必要性はないという見立てだそうです。
3.
地下鉄7号線に関しては、建設費の莫大な増加や工期の延長という課題がある中で、検討だけ続ければ見通しが立つのか?という視点で質問をしました。
また、検討するにも、もう20年も続けていて、なぜ期間を決めて検討しないのか?と問いましたが明確な答弁は得られず、検討を行うにも費用はかかるので、民間企業で期間がない検討などはあり得ません。
また、費用対効果であるB/Cが+になるまで検討は続けるという答弁も出て、何のために検討をしているのかもよく分からなくなっています。なぜ20年の検討の間で決断できなかったのか?疑問が残る結果でした。
いずれにしても、順調に進んでいる事業に関して質問しても仕方がないので、問題がある事業のみを取り上げておりますが、答弁があいまいで、質問内容が明確にならないものが多く、もう少し疑問が解決される予算委員会になってほしいと思いました。